「院内保育所」って実際どうなの?女医ママが使ってわかったリアルなメリットとデメリット

共働きの子育て
ひまわり
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こんにちは、女医ママひまわりです!

病院で働くママ・パパにとって、「子どもをどこに預けるか」はとても大きな問題ですよね。

私も復職が決まったとき、まず最初に悩んだのは保育園探しでした。

当時住んでいた地域は地元でもなく、住んで1年足らずの大して馴染みのない土地。

どこの園がいい?どこが人気?何が違うの?などなど、よくわからない状態でした。

そんな中で私が最終的に選んだのは「院内保育所(病院併設の保育園)」でした!


しかし院内保育所、ネットで調べても体験談が少なく…

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実際の雰囲気やメリット・デメリットがよく分からない!

と不安に思っていたので、今回は私が実際に院内保育を利用して感じたリアルなところを書いてみます。

院内保育所ってどんなところ?

「院内保育所」とは、病院で働く職員の子どもを預かるために、病院の敷地内やすぐ隣に設けられている保育施設のことです。

病院によって規模や運営方法はさまざまで、

  • 0〜2歳までの小規模園タイプ
  • 認可外保育園として病院の委託で運営されるタイプ
  • 24時間365日、夜勤にも対応してくれる園

などなど、いろんな形があります。

ひまわり
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私が利用した院内保育所は小規模園でした。

女医ママが感じた、リアルな院内保育所のメリット

  • 保活がいらない
  • 送迎がラク
  • 土日、夜間対応が可能
  • 仕事の合間に授乳ができる
  • 仕事中でも子どもと触れ合える(!)
  • 小規模の園が多い
  • 保育料が安い

以下に詳しくみていきますね。

保活がいらない

私の利用した院内保育所は福利厚生の立ち位置なので、ほぼ100%入園確約です。

うちの保育所の場合、保育士の人数は園児の人数に合わせて募集をかけてくれるそうです。足りない分は派遣保育士さんなども活用していました。

保育士の人数で園児の人数が決まるのではなく、入る園児の人数ありきで考えてくれました。

送迎がラク

通勤に追加して保育園に寄る手間がないのでとてもラクです。

(ただし子連れの場合、電車通勤はしんどいかもしれません。自転車か車がおすすめ…)

土日、夜間対応が可能

一般の保育園と違い、院内保育所は土日や夜勤対応をしているところも多いです。

病院側としても、子育て中のママが夜勤や土日に出勤してくれたらありがたいですよね。

仕事の合間に授乳ができる

私の場合は勤務の合間に授乳に行けました!

特に下の子は生後半年未満での仕事復帰だったので、断乳するか悩まずに済んだのがありがたかったです。

仕事中でも子どもと触れ合える(!)

保育所の場所にもよるかと思いますが、子どもたちが散歩に行くところに出くわしたり、泣いている声が聞こえてきたり…とにかくかわいいです。

私も授乳を続けている間は、毎日何度か顔を見に行けて、かわいいをいっぱい充電して仕事に戻っていました。

小規模の園が多い

病院職員、法人職員のみの受け入れにしている場合、小規模の園が多いです。

小規模の場合、園児が少ない分、やはり感染リスクが低いです。いつか何かしらかかるとは思いながらも、小さい体で熱を出すのはやっぱりかわいそうに感じてしまう。そのリスクを減らせるのはありがたいです。

親としても仕事を急遽休むことが少ないに越したことはないですし…

また少人数ゆえ、一般に言われている保育士の配置基準に比べたらとんでもないほど手厚い基準で保育士さんがいてくれました。日によっては子どもより保育士の数が多かったことも(笑)

小さい子を預ける上でこれは安心材料でした。

保育料が安い

病院の福利厚生で運営されていることが多いため、保育料が格段に安いです…!

私も地域の保育所に入れる半額以下(!)で利用することができました

いいことばかりとは限らない。院内保育所のデメリットは?

  • 勤務日以外は預けられない
  • 3歳で退園(多くの院内保育は0~2歳まで)
  • 急な子どもの体調不良の時のお迎えを配偶者に任せられず、自分が行くことになる
  • 認可外保育所が多い
  • 少人数ゆえの不安
  • 給食の対応がイマイチ

以下に詳しくみていきますね。

勤務日以外は預けられない

これは当然なのかもしれませんが…

例えば、上の子が体調不良で下の子は元気な時も出勤しないと預けられない。

上の子の園の懇談の日や参観日なども、下の子を連れていかないといけなくて大変。

自分のリフレッシュのために有休を取ろうにも、子どもがついてくるのでゆっくり一人の時間が確保できるわけではない。

2人目妊娠中なんかはつわりがひどく、でも仕事を休むと保育所が使えず上の子が自宅保育になってしまうので、点滴しながら働いた記憶があります(遠い目)。

3歳で退園(多くの院内保育は0~2歳まで)

園にもよるとは思います。

うちの利用している園は年少からは地域の園へ、という形なので、結局ここで転園のストレス(親も子どもも)がかかりました。

上の子は転園後、早速洗礼を受けて頻回に感染症をもらってきていました。

急な子どもの体調不良の時のお迎えを配偶者に任せられず、自分が行くことになる

急な発熱などでお迎えが必要な時、そこに勤務している人が迎えに行くことがほとんどです。

うちの場合、夫の職場が遠かったため、体調不良の時はすべて私がお迎えになりました。

配偶者が近所で働いている場合はお迎えも可能かもしれません。

認可外保育所が多い

園にもよりますが、認可外保育所が多く、広い園庭がないなどのデメリットもあります。

私が利用した院内保育所も認可外であり、よく近所の公園にお散歩に行っていました。

少人数ゆえの不安

手厚くてとても安心感がある反面、のちのち集団生活になじめるかどうかの不安がありました。

(なので年少から地域の園に行くことは集団生活という目線ではよかったのかもしれません)

また少人数なので異年齢保育になりがちです。年齢の違う子と一緒に過ごすのは、刺激もあってよいですが、年齢が上の方の子には物足りなさを感じるかもしれません。

給食の対応がイマイチ

うちが利用している園は小規模ゆえに、給食が「離乳食提供不可、アレルギー食対応不可」で、離乳食やアレルギー対応が必要な場合は持参が必要でした。

アレルギー対応に不安がある場合は対応に慣れている園の方が安心かもしれません。

院内保育所がおすすめな人・おすすめしない人

病院勤務の人に限りますが、こんな人は院内保育所がおすすめです!

  • 子育て中でも夜勤や当直勤務がしたい人
  • 仕事中にも子どもの様子を見たい人
  • 小規模で手厚い保育をしてほしい人
  • 保育料を抑えたい人

逆にこんな人にはおすすめしにくいです。

  • 職場まで公共交通機関を使っている人(子連れ出勤のハードルが高い)
  • 仕事以外の用事の時も保育園で預かってほしい人
  • 子どもに大人数の集団生活に慣れてほしい人
  • 離乳食やアレルギー対応食を出してほしい人(園によりますが要相談)

結果として院内保育所ってどうなの?

ひまわり
ひまわり

私としては大正解でした!!

仮に働いていないママでも、3歳からは幼稚園などに通うことになることがほとんどでしょう。

3歳児神話は否定されているし信じてもいないけど、仕事をすることで、小さくてかわいい0-3歳の時期に一緒にいられない時間が多くなるのは事実。仕事はしたいし、ずっと自宅保育をするのも私にはストレスが大きい。でも、そのかわいい時期の成長を見守れないのではと思うと、私は少しさみしさを感じていました。

でも、院内保育所のおかげで、仕事中でも時々会えて成長が見られる仕事もできる、お金の面でも地域の園より安く、手厚い保育を提供してもらえました。

ひまわり
ひまわり

すべてがメリットばかりではないですが、トータルとして私は満足です!

医療従事者の方で家庭と仕事の両立に悩む方。院内保育所がある病院での勤務もぜひ選択肢の一つにいれてみてください。

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