不妊治療経験者の女医ママが語る、不妊治療クリニックの選び方と私の場合。

女医ママの妊娠出産
ひまわり
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こんにちは!女医ママひまわりです。

私は長らく不妊治療をしていました。

(正直、やっていない治療はないほど苦戦しました…)

2人目の治療を含めると、合計3ヶ所のクリニックに通院しました。


ひまわり
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通院先のクリニック、どうやって決めたらいいか悩みますよね。

私は医師として医療に携わっています。もちろん、一般の方よりは医療知識があります。

それでも、やっぱり通院先をどこにするのか悩みました。

この記事では、

  • 不妊治療クリニックを選ぶときに私が重視したこと
  • 実際に通って感じたこと
  • 医師としての視点と、一人の患者としての実感

を交えて、わかりやすくお伝えします。

少しでも、今悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

不妊治療クリニックを選ぶときに考えたこと

私が重視した内容は以下の6つです。

立地と通いやすさ

通院の頻度が高くなることを見越して、「通いやすさ」は非常に大切です。

自宅から近い方が通いやすいか、それとも職場から近い方が通いやすいのか。

私は「自宅から無理なく通える距離」であり、なおかつ、あえて夫の職場に近いクリニックを選びました。
当時、私は比較的時間の融通が利きましたが、夫は多忙。
不妊治療は夫婦で取り組むものだと思っていたので、通いやすさを2人分で考えました。

診察時間の柔軟さ

朝早くや夜遅くまで診療しているクリニックは、仕事と両立しやすくなります。
実際、出勤前・退勤後に通えるか、短時間の遅刻や早退で対応できるかは大きなポイントです。

中には「朝イチ採血→仕事→夕方に結果を聞きに再来」という流れに対応してくれるクリニックもあります。

ただし、診察終了間際は混雑しがちなので、その点も考慮してくださいね。

個人クリニック?大手クリニック?

個人クリニックの特徴:

  • 同じ医師に継続して診てもらえる安心感
  • 土日祝が休みのことが多い

大手クリニックの特徴:

  • 担当医が日によって変わることがある
  • 土日祝も当番制で診察・採卵対応が可能なことが多い

▶私は大手クリニックを選びました。

理由は、「休日が少ない」こと。特に採卵は1〜2日で状況が大きく変わることもあり、ベストなタイミングを逃したくなかったからです。

また、医師が複数いるということは、治療方針にも多くの視点が入るということ。これは、私にとってはむしろ安心材料でした。

医師の資格や専門性

不妊治療に関しては、「生殖医療専門医」という資格があります。
私は、その専門医が在籍しているクリニックを選びました。

ただし、大手クリニックでは指導医の元で研修中の医師も多くいます。そういう非専門医が診察を担当する時もあります。たとえ担当が非専門医でも、指導体制がしっかりしていれば、提供される医療の質は十分に担保されていると考えています。
むしろ、専門性が高く、チームで支える体制の方が私は信頼できました。

妊娠率などの「実績」について

正直、ホームページの妊娠率などはあまり参考にしませんでした

なぜなら、

  • 分母が不明(年齢や治療歴など背景が違いすぎる)
  • 見せ方次第で印象が大きく変わる

という理由から、数字の表面だけを信じるのは自分には難しいと感じたからです。

数字に惑わされず、医療体制の質や通いやすさを重視しました。

子連れ通院への配慮

子連れ通院。これはとてもセンシティブな問題です。
1人目不妊の方にとって、待合室で小さな子どもを見るのは本当につらいもの。
一方で、2人目・3人目の不妊治療をしていると、上の子の預け先が課題になります。

▶私のおすすめは「託児所付きクリニック」。

理由は2つ。

  • 他の患者さんと子どもが接触しないよう、導線を分けてくれる
  • 上の子がいても通院しやすくなる

私は2人目の治療の際、2つの託児所付きクリニックに通いました。
有料・無料や預かり時間の制限はあれど、どちらも子どもが他の患者さんと会わないように配慮されていました

患者の背景に配慮してくれている点に、強い安心感を持ちました。

まとめ

私が不妊治療クリニックを選ぶうえで大事にしたのは、次のようなポイントです。

  • 生殖医療専門医がいること、または指導体制が整っていること
  • 土日祝含めた柔軟な診療体制
  • 自分だけでなく夫も通いやすい立地と時間設定
  • 子連れでも通院できる配慮があること(託児所など)
ひまわり
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もちろん、どれを優先するかは人それぞれ。

でも、少しでも「自分に合った」選択ができるように、この記事がヒントになれば嬉しいです。

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